発作を最小限に抑えるには、普段からの水分補給が大切
気管支喘息は、痰が粘っこくなって取れないのが原因で発作が起こることがあります。
発作が起こってから水分を取ると、多少は楽になるかもしれませんが、そこまで効果はありません。
普段から、少し多めの水分をこまめに取るようにしてください。
なぜ水分補給が必要なのか
水分を多めに取っておくと、痰の粘り気が少なくなり、取れやすくなります。
また、喘息は呼吸が速くなりがちで、呼吸とともに水分が身体の外に出て行ってしまいます。
すると血液がどんどんどろどろになっていき、体中に酸素がいきわたるスピードが遅くなってしまうので、余計に苦しくなります。
普段は気付かないかもしれませんが、日ごろから水分補給をまめにしていると、発作が起きたときもひどくなりづらいです。
水分補給の大切さは、発作が起きたときに、初めて分かると思います。
コーヒーやジュース、紅茶などは利尿作用があり、体から水分が出て行きやすくなるので、水を飲むのがおすすめです。
キンキンに冷えた水は刺激が強いので、常温か少し温めたものが良いですよ。
発作が起きたら、水分を取ると多少は楽になりますが、無理をしないで病院に行ってくださいね。