ハウスダストアレルギーになったのは、家が汚いから?
ハウスダストアレルギーの子がいる家庭だと、病院などでとよく言われると思います。
私も、薬をもらうために娘を病院に連れておくと、毎回言われます。
家が汚いって言われているみたいで、毎回ちょっとショックです・・・
家が汚いからハウスダストアレルギーになるのではない
ハウスダストアレルギーの子を持つお母さんは「私の掃除の仕方が悪かったから、子どもがアレルギーになってしまった」と、悔やんでいる方が多いです。
私もそうでした。
元々掃除があんまり上手じゃないので、本当に娘に申し訳ないと思いました。
でも、部屋が綺麗か汚いかって、アレルギー発症にはあまり関係ないんです。
そりゃ、部屋が綺麗な方がハウスダストアレルギーにはなりにくいです。
でも、綺麗に掃除してある部屋に住んでいる子でも、ハウスダストアレルギーになったりするんです。
綺麗な部屋でもハウスダストアレルギーになるのはなぜ?
ここでハウスダストアレルギーからちょっと離れて、コップの水で考えてみましょう。
Aちゃんは200ml水が入るコップを持っています。
Bちゃんは500ml水が入るコップを持っています。
同じペースで水を注いでいったら、どちらが先にあふれますか?
当然、Aちゃんのコップですよね。
この、水があふれた状態が、アレルギーを発症した状態です。
人間は一人一人、花粉や食べ物など、色々なアレルギーの元を受け入れるためのコップを持っています。
コップの大きさは、人によって違います。
また、コップの種類も色々あります。「スギ花粉」「ヒノキ花粉」「牛乳」「小麦」「犬」「猫」など。
それぞれ種類のコップの大きさは、全部違います。
ハウスダストアレルギーになる子は「ハウスダスト」という種類のコップが小さかった、ということです。
だから、いくらきれいな家で育っても、ハウスダストのコップが小さくて、あっという間にあふれてしまったら、ハウスダストアレルギーになってしまうんです。
私は、人が聞いたらびっくりするような、とんでもない田舎で育ちました。
家の周りは山で、杉やヒノキなど、アレルギーの元になるようなものがたくさん生えています。
でも、スギ花粉もヒノキ花粉も、平気なんですよね(スギ花粉は、昨年、目に来始めているといわれましたが・・・)
これは、私が持っている「スギ花粉」や「ヒノキ花粉」のコップが大きいからです。
対して、大都会に住んでいて、周りには木なんてほとんどないのに、スギ花粉の時期に目を真っ赤にしている人もいるわけです。
だから、決して先生も家が汚いといっているわけではないんですよ。
じゃあなぜ家を綺麗にしろといわれるの?
ハウスダストアレルギーを発症してからは、ほこりを吸い込めばくしゃみや鼻水が止まらなくなります。
くしゃみや鼻水が止まらなかったら、辛いし苦しいですよね。
そんな苦しい状態にしないために、綺麗にしておいてね。って言われるんです。
私はこのことを、友人に聞いてから本当に気が楽になりました。
私が掃除が下手なのも、アレルギー発症の一つの原因かもしれませんが、それだけじゃないんだって分かったのと、
先生に家が汚いと攻められているんじゃないと分かったからです。
ハウスダストアレルギーは自分のせいだと悩んでいるお母さん、そうじゃないので、安心してくださいね!!
もし近くに同じように悩んでいる方がいたら、教えてあげてください。